たおやかに・
明治・大正・昭和・そして平成を貧しくても、けなげに懸命に生きてきた母の人生を書き下ろした実話。古賀 ウタ子著「たおやかに・風の中」
その中の一文を紹介します。
「さあお母ちゃん、風呂にいれるよ」
久里代はたすきをかけてヒナに声をかける。
「世話をかけてすまんのう」
「なんがね、ひとっつもすまんことありゃせん」
久里代はヒナの体をそっと起こすと、片方の膝を立ててヒナの体を支え、着物を脱がせた。風呂に入れるとヒナはこのうえなく気持ちよさそうであった。
「のう久里代、今が一番幸せじゃのう、うちは生きとるうちに極楽にきたようなのう」と、口癖のようにヒナが言うようになっていた。
何かしてやるごとに、「極楽じゃ、ほんとに極楽じゃ」を繰り返した。
中略
どれだけ母に尽くしても尽くしきれないと思っていた。
自分の今があるのは、まさしくこの母のおかげである。本文より抜粋
施設名をたおやかに・にした訳は
その世でたったひとりの母を看取る心で、今までいろいろあったけど
「あなたに出会えて本当に良かった!」と言って頂けるような施設にしたい。との思いです。
会社概要
会社名
代表
住所
TEL
FAX
Mail
従業員数
一道合同会社
上野 智代子
〒851-2324
長崎県長崎市上黒崎町777番地
0959-37-6352
0959-37-6353
40名
有資格者情報
看護師
介護福祉士
介護職員実務者研修
介護職員初任者研修
ヘルパー 2級
介護支援専門員
調理師、事務員、など
9名
11名
1名
3名
3名
5名
8名
沿革
平成20年 3月 3日
一道合同会社設立 姉妹二人から始まる
平成20年 5月 7日
たおやかに・訪問看護ステーションを開所する
平成20年11月1日
平成30年11月7日
たおやかに・訪問介護ステーション、たおやかに・居宅介護支援事業所を開所する
サービス付き高齢者向け住宅、たおやかに・デイサービスセンターを開所する
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たおやかに風の中(古賀 ウタ子著)の一番最後のページ 80歳を過ぎた久里代さんが子供たち、孫たちと一緒にお墓参りしたあと、丘の上に立っている姿は自ら光を放っているように周りの人には見えたのでした。その光景を孫の美智子さんがイラストにしてくれました。
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たおやかに・ロゴ 宗岡 美智子様考案 施設事務所の扉のステンドグラス太い大きな根を張って四季折々の姿を見せてくれる自然の木々。一枚一枚の違う色をした葉は、施設に入居されている年配の方、地域の自宅で過ごされている年配の方お一人お一人を表現しています。
そこに続く、一本の道 亡き父の戒名の一部分に「一道」と記されていました。
一つの道を究めた父のように、看護、介護の道を究めていきたい一道を表現しています。
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たおやかに風の中 表紙 の一部分をステンドグラスにして施設玄関にはめ込んでいます。